こんにちは、ハムスター社長です🐹
本日は、「生命保険金・給付金を受け取った時の税金」について
ブログを書いていきたいと思います。
保険・税金の基本用語
生命保険金・給付金にかかる税金を学ぶ前に、
言葉の定義を前もって学んでいきましょう。
【生命保険とお金の基本言語】
- 保険金・・・保険者 (保険会社等)から支払われるお金。
- 保険料・・・保険契約者が保険者 (保険会社等)に支払うお金。
- 給付金・・・被保険者が入院や手術をした時、保険会社から支払われるお金。
【生命保険と人の基本言語】
- 契約者・・・保険会社と契約を結ぶ人。
- 被保険者・・・保険の対象となっている人。
- 受取人・・・保険金等の支払いを受ける人。
【生命保険と税金の基本言語】
- 相続税・・・亡くなった人が遺した財産を相続した人に課される税金。
- 所得税・・・個人の所得に対してかかる税金。
- 住民税・・・地域の行政サービスを維持するために地方公共団体へ納付する税金。
- 贈与税・・・個人から贈与により財産を取得したときにかかる税金。
生命保険金・給付金にかかる税金の基本
生命保険金・給付金にかかる税金について、基本的なことを学んでいきましょう。
(1)生命保険金・給付金の種類は?
【生命保険金の種類】
- 死亡保険金
- 満期保険金
- 高度障害保険金
- 災害死亡保険金
- 災害高度障害保険金
- 個人年金
etc…
【生命給付金の種類】
- 入院給付金
- 手術給付金
- 退院給付金
- 通院給付金
- がん診断給付金
etc…
(2)生命保険金・給付金は課税?非課税?
保険金で課税対象となるのは、死亡保険金、満期保険金、個人年金です。
給付金は、基本非課税対象です。
ということで、死亡保険金、満期保険金、個人年金にかかる税金についてみていきましょう。
(3)保険金にかかる税金の種類は?
保険金を受け取った場合、契約者・被保険者・受取人が誰かによって、
課税される税金が異なります。
死亡保険金を受け取った時の税金
契約者 | 被保険者 | 受取人 | 税金 |
A | A | B | 相続税 |
A | B | A | 所得税(一時所得)、住民税 |
A | B | C | 贈与税 |
満期保険金を受け取った時の税金
契約者 | 被保険者 | 受取人 | 税金 |
A | 誰でも良い | A | 所得税(一時所得)、住民税 |
A | 誰でも良い | B | 贈与税 |
個人年金を受け取った時の税金
契約者 | 被保険者 | 受取人 | 税金 |
A | 誰でも良い | A | 所得税(一時所得)、住民税 |
A | 誰でも良い | B | 贈与税 |
個人年金は、遺族が年金を受給することもできます。
その場合の税金は、所得税(一時所得)、住民税になります。
(4)保険金にかかる税金の非課税限度額は?
保険金にかかる
・相続税
・贈与税
には、非課税限度額が設定されています。
税金 | 非課税限度額 |
相続税 | 500万円×法定相続人数 |
贈与税 | 年間110万円 |
生命保険金・給付金にかかる税金について、よく疑問に思うこと
(1)死亡保険金は、受け取り方で税金を減らせる?
死亡保険金は、受け取り方で税金を減らせます。
死亡保険金の受け取り方法は、
・一時金として受け取る(一時所得)
・年金として受け取る(雑所得)
の2種類があります。
結論、一番お得な死亡保険金の受け取り方法は、状況に応じて判断すべきです。
一時所得の課税対象額の計算式は下記です。
一時所得の課税対象額 = (受け取った死亡保険金の総額-支払済みの保険料-50万円)× 1/2
雑所得の課税対象額の計算式は下記です。
雑所得の課税対象額 = 受け取った死亡保険金の総額 - 必要経費
※保険料を支払っていれば、必要経費にかかる
例えば、
・1年間にもらえる死亡保険金:200万円
・支払済みの保険料:50万円
であったとします。
一時所得の場合は、
一時所得の課税対象額
= (200万円-50万円-50万円)× 1/2
= 50万円
になります。
雑所得の場合は、
雑所得の課税対象額
= 200万円-50万円
= 150万円
になります。
どれだけ課税されるかだけでみると、一時所得の方が課税対象額が小さいのでお得になります。
しかし、雑所得は10年かけて年金としてもらう場合もあるので、
1年間にもらう死亡保険金は小さくなり、
雑所得の方がお得の場合もあります。
こればっかりは、自分の死亡保険金の額などに左右されますので、
自分で念入りに計算してみてください。
(2)生命保険に加入していたら、税金を取り返せる?
生命保険に加入していれば、1年間に支払った生命保険料額を、
確定申告・年末調整で申告することによって、生命保険料控除を使って
払いすぎた税金に関して、お金を取り返すことができます。
いかがでしたでしょうか?
わたしもまだまだ税金のことについて勉強中です!
知識をアップデートしたら
この記事もさらにアップデートしていきます(/・ω・)/
この記事が少しでも参考になれば幸いです(/・ω・)/
以上、ハムスター社長でした🐹
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